レンコンで胃痛予防

 みなさんはお正月におせち料理食べましたか?おせち料理には、子孫繁栄の意味で数の子や、「まめ」に暮らせますようにという意味の黒豆というようにいろいろと願いがこめられていているんですよね。

昔からの風習を大切にし、伝統的な食文化として受け継がれているなんて日本はやっぱり素敵な国ですね。さて、今回の主役は9~10個の穴が開いているので、昔から「見通しがきく」としておせち料理などの縁起物に欠かせない野菜、レンコンです。

レンコンの栄養素

れんこんの栄養素
(食材100g当たり)
※五訂増補日本食品標準成分表より
ビタミンC 48mg
カリウム 440mg
食物繊維 2.6g

レンコンにはビタミンC、カリウムが多く含まれています。また、消化を助けるムチンや腸を整える食物繊維が多いので、疲れた胃にも優しい野菜です。でんぷんが多いので、熱に弱いビタミンCが失われにくく、ビタミンCの補給にはオススメの野菜です。食物繊維も豊富なので腸の活動を活発にして、老廃物の排出を助けます

他にも、血圧を保ったりコレステロールを低下させる作用も期待できます。塩分を体外に排出するのを助けてくれるカリウムも多く含みますので、お正月だけではなく普段から好んで食べたい野菜ですね。

ネバネバ成分ムチン

レンコンを切るときのヌルヌルと糸を引くような粘り気は、山芋、納豆、里芋、オクラなどのヌルヌル成分と同じ糖タンパク質のムチンです。ムチンは糖類とたんぱく質の複合体で粘り気やぬめりのある食材に存在しています。

ムチンの代表的な働き

粘膜を潤して強くする
胃潰瘍予防に効果的です。
たんぱく質の消化吸収を助ける
たんぱく質分解酵素を含むので食べたたんぱく質を無駄なく取り込みます。
抗ウイルス作用
鼻の粘膜を強くし、風邪やインフルエンザなどのウイルスの侵入を防ぐ抗ウイルス作用を発揮します。

ムチンは唾液や胃液、胃腸の粘液、涙などわたしたちの体内に存在しています。

胃腸はストレスなどによる緊張状態が続くことによって、粘液の分泌が低下してしまいます。食欲が無くなったり胃が痛くなったりしますよね。胃の粘液がうまく分泌されていないと、粘膜の働きが低下し、強い酸性を持つ胃酸からのダメージを受けやすくなってしまうのでムチンを摂ることによって、胃の粘膜を正常に保ち、強い酸性を持つ胃酸から胃自身を保護して胃炎や胃潰瘍を防ぐことができます

さらに、ムチンを含むネバネバ食材は血液をさらさらにする働きがあるので、脳梗塞や心筋梗塞、動脈硬化などの生活習慣病を防いだり、血糖の上昇を抑えたりと健康増進にはもってこいの食材です。

ムチンをおいしく食べるには

ムチンは熱に弱く水に溶けだす(水溶性)という性質があります。私たちの胃腸は生のデンプンを消化できないため、レンコンを生で食べるとお腹を壊してしまうことがあります。ですから、色々な根菜をたっぷり使ったポトフのように、溶け出した栄養素を汁ごと食べられる料理がおすすめです。

れんこんの下ごしらえ

★変色を防ぐ
レンコンに含まれるポリフェノールは空気に触れると青色に変色します。リンゴなどの色が変わるのも同じですね。料理の際も変色を防ぐには皮をむいたら空気を遮断するためにすぐ水につけたり、酢水につけると変色を防ぐことが出来ます。酢水に浸ける時間は10分程度で大丈夫です。
レンコンのポリフェノールが花粉症対策に効果的であるということが最近注目されてきています。ポリフェノールは水溶性で皮の近くに集中しているので変色を気にしないお料理や炒め物では皮付きで調理することもおすすめします。
★歯ごたえをシャリシャリにする
野菜を茹でて柔らかくなるのは、水溶性の食物繊維が加熱で溶け出すためなのですが、中性あるいはアルカリ性のときに流失が起きやすいため、レンコンをゆでる際に酢を加えて弱酸性にすることで、食物繊維が溶け出すのを防いでシャリシャリした食感を残すことが出来ます。

簡単メニュー:レンコンのはさみ焼き

レンコンと鶏ひき肉、片栗粉とみりん、酒、醤油など家に常備してある調味料で出来ちゃいます。レンコンは皮を剥かずに今回は使いました。輪切りにしたらラップをかけて、レンジで熱を通します。

鶏ひき肉に片栗粉を少々入れてみりんや酒、しょうゆなどで味付けをします。スプーンをつかってサンドしてお肉に火が通るまでフライパンに蓋をして加熱すれば出来上がりです。今回は青しそを刻んで入れています。

手軽にできるので、レンコンの安い時に是非お試しください!!

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