No.05 れんこん入り鶏だんごスープ ~からだぽかぽかスマイルレシピ~

れんこん入り鶏だんごスープ(1人分 174kcal)
材料(2人分)
鶏だんご

鶏ひき肉100g

れんこん30g

おろししょうが10g

大さじ1/2

しょうゆ大さじ1/2

塩・こしょう少々

片栗粉大さじ1

スープ

にんじん30g

しいたけ3個

長ねぎ1本

だし汁2カップ

大さじ1

しょうゆ大さじ1

少々

ごま油小さじ1

おろししょうが10g

作り方
  1. れんこんは皮をむいて粗いみじん切りにする。
  2. しょうがはよく洗い、皮ごとすりおろす。
  3. ねぎは斜め切り、しいたけは薄切り、にんじんは短冊に切っておく。
  4. ボウルに鶏ひき肉、れんこん、おろししょうが、調味料を合わせてよく練り混ぜる。
  5. 鍋にだし汁と酒を加えて煮立て、4.のたねをスプーンで一口大にすくって、鍋にそっと落とし入れる。
  6. にんじん、しいたけ、長ねぎを加え、あくを取りながら10分程度煮る。
  7. ごま油とおろししょうがを加え、塩で味をととのえる。
レシピ解説

陽性食品を食材として使うことも良いですが、スープなど温かい料理はすぐに身体があたたまって、より効果的です。

そこで今回は、陽性食品である根菜類の「れんこん入り鶏だんごスープ」をご紹介します。また、陽性食品の中でも特に強い作用をもつ、生姜とネギもたっぷりと使っています。生姜は鶏だんごの具としてだけでなく、スープにも。また、ネギも煮込むことでかさが減りますので、1本分使用しています。

鶏だんごのれんこんは、大きめに刻んだ方が歯ごたえが残って、より美味しくなります。また、これにはるさめをプラスすれば、ボリュームアップで満足な一品にもなります。風邪のときにもおすすめのレシピですので、是非一度試してみて下さいね。

冷え性の方が特に積極的に摂って頂きたい栄養素としては、良質のたんぱく質、ビタミンB群、ビタミンE、ビタミンCがあげられます。

たんぱく質はエネルギー源として体温を上昇させ、ビタミンB群はたんぱく質や糖質をスムーズにエネルギーに変える働きをしています。ビタミンEは血行促進、ビタミンCは毛細血管の機能を高める働きがあります。これらの栄養素含んだバランス良い食事を心がけましょう。

食材解説
れんこん

れんこんは蓮(はす)の地下茎で、地中深く数千年埋もれていた蓮の種から花が咲いたという話もあり、非常に生命力の強い植物です。

また、穴があいて”先の見通しがきく”ことから、日本では縁起物としておせち料理には欠かせない食材のひとつです。れんこんにはビタミンCやカリウム、カルシウム、ムチン、食物繊維などが豊富に含まれています。なかでも豊富なビタミンCはみかんの約1.5倍も多く含まれています。ビタミンCは熱に弱いのですが、れんこんに多く含まれるデンプン質が保護してくれるため、過熱してもビタミンCが壊れにくいのが特徴です。

また、れんこんは非常に身体を温める食品というだけでなく、節の部分は「蓮根湯」として、のど痛みや咳止めとして古くから用いられてきました。風邪のときには実践されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

その他にも、中国では葉や実など蓮のすべてを薬用に用いるほどで、高血圧、便秘解消、胃もたれ、消炎、滋養強壮など様々な効果が言われています。れんこんは11月~2月が旬ですので、美味しい季節の今、色んな料理に使って食べていただきたい食品です。

生姜

最近は生姜人気もあり”冷えに生姜”は定番ですが、冷えを改善する生姜の働きについて簡単にご説明致します。

生姜にはシンゲロールという独自の辛味成分が含まれていますが、このシンゲロールは加熱することで大部分がショウガオールという成分に変化します。そして、このショウガオールこそが冷えを改善してくれる成分なんです。

ショウガオールは血管を拡張したり、血小板を固まりにくくしたりして、血流を良くしてくれますので、身体の隅々まで血液が行き渡るようになります。生姜をとることで保温効果が3~4時間も継続するといわれている程、生姜のパワーは強力なんです。

また、生姜の成分は皮のすぐ下に多く含まれています。良く洗って皮ごと使うのがおすすめですが、気になる方は薄く削る程度にして下さいね。

“生姜は皮ごと加熱して!”…冷え性でお悩みの方は、是非実践してくださいね。

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