甲状腺機能亢進症

栄養素と望ましい摂取量

ビタミンC3000~5000mg

ビタミンE400IU

解説

体温などを調節する甲状腺は脂肪燃焼やタンパク質代謝など代謝機能全般をコントロールする3つのホルモンを分泌しています。亢進症の場合は甲状腺ホルモンが過剰に生産されることで起こり、体内のあらゆる代謝機能が速度を増します。症状としては、神経質、刺激過敏、頻繁に暑がる、発汗量増加、不眠や疲労、月経の乱れ、脱毛、体重減少、つめがはがれる、手の奮え、心悸亢進、甲状腺腫などがあり、ときには眼球の突出も見られます。バセドウ病が最も一般的です。

総合ミネラルビタミンは代謝過剰のため消耗が激しくなります。ビタミンB群は、特にB1は造血とエネルギー生産に、B2は体内のあらゆる細胞や分泌機能、組織の正常化に、B6は多くの酵素を活性化させ、免疫機能や抗体の生産に必要です。ビタミンCはストレス対策、ビタミンEは抗酸化栄養として必要です。

カテゴリー: 症状別栄養療法   パーマリンク